VRIO分析

VRIO

VRIO分析とは

 

自社の「強み」の優先順位を明らかに

VRIO分析は、オハイオ州立大学経営学部のジェイ・B・バーニー氏が提唱したもので、自社の強みにどれだけの競争優位性があるかを明らかにするものです。

自社の強みは、一見、他社に比べて有利なものに見えますが、それは真実の優位性なのか?を4つの問いに答えることで判別するフレームワークです。

 

VRIO分析の4つの問い

①経済性(Vlue)に関する問いかけ
自社の有する経営資源は、「経済価値」を有するか。その経営資源は、外部の脅威や機会に適応できるか。

②希少性(Rarity)に関する問いかけ
れくらい多くの競合企業がその経営資源を同じように有しているか。

③模倣困難性(Imitability)に関する問いかけ
他社はその経営資源を模倣するのにどれだけのコストがかかるか。

④組織(Organization)に関する問いかけ
その経営資源を最大限に活用できる組織になっているか。

 

競争優位性の測定

 

VRIO分析のフローチャート

 

vrio2

 

競争劣位

そもそも顧客や市場に対して経済価値を有さない経営資源は、競争しても勝てるはずがありません。また、外部の脅威や機会に適応できない経営資源も役に立つとは言えないでしょう。

まずは、市場にある販売機会をつかめるような経営資源を見つけるようにしましょう。それは、決して難しくはないはずです。

 

競争均衡

自社がその経営資源を有していない場合と比較すると、収益が増大するのであれば、「経済価値」あると判断できます。しかし、その経営資源を多くの競合企業が持つのであれば、その優位性は低いと言わざるを得ません。

市場のどこにもあるものを販売しても、価格競争にしかなりません(低コストで製造することができる、ということも強みの一つと言えますが)。他社とは違う、「差別化戦略」が必要になります。

 

一時的な競争優位

自社の経営資源に「経済価値」があり、「希少性」も有しているとしても、その経営資源を模倣することが容易であれば、その優位性は短期的なものにしかなりません。

基本的に、会社はずっと続くことを目的としているはずです。投機的な利益のみに頼るのではなく、永く利益をもたらしてくれるものが重要です。そのためには、他社が容易に真似できないような仕組みづくりが必要です。特許の申請などもその一つと言えるでしょう。

 

持続的な競争優位

経済価値・希少性・模倣困難性の3つが揃えば、持続的な競争優位を得ることができます。他社の持たない経営資源に対して、障壁が築かれていると、長期的に安定した収益を上げられるということになります。模倣困難性の理由は、①先行企業の歴史的経緯②因果関係が曖昧で解明が難しい③社会、政治と複雑に組み合わさっている④特許などで制限されている、などがあります。

ただし、その競争優位性を十分に活用できる組織体制になっているか、ということが最後の課題になります。一度、組織を再点検し、もっと効率的に活用できる仕組みにならないかを検討してみることが大切です。

 

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